競馬こども

子育てに自分の趣味を絡めるのかどうか、
それはかなり大きな問題だと思っている。

ましてやいくつかの趣味の中で競馬が趣味ですなんて、
幼稚園の園長先生が聞いたら卒倒だろう。
別にギャンブルレーサーの関優勝のように
積極的に競馬だ競艇だと連れまわそうとも思っていない。

でも、この間の日曜日はあまりに行く場所がなくなってきたので、
非開催日の遊び場目当てで東京競馬場にこどもを連れてってみた。
その前に一度開催日にも連れてってみたことはあったけど２歳だったから記憶にないようだし。

結論から言えば、すごく楽しかったようだ。
遊具で遊んで、水で遊んで、友達もできたらしい。
芝生スペースで横たわる親、駆け回る我が子。
昼飯は秋津駅前の惣菜屋で買ったおにぎりを現地で満喫。

ここまでだったら、レジャーだった。

しかし、親父の気持ちもムズムズ。
「メインレースだけは…」
こどもも飽きるからと、かき氷と函館メインだけ買わせた。

勝浦騎手で複勝が当たった。
親は中京メインで国分優騎手の複勝が当たった。

当然戦利品となる。

ガチャガチャがあるよ。
ファンファーレの鳴るおもちゃらしい。
全場のファンファーレが重賞や特別や一般やらで分けられ
各種類ごとに収録されているようだけど、
どうせ子どものおもちゃになるだろうと２回ほどやってみた。

出てきてもそんな興味がなかった。

・・・しかし、音がリアルだった。
こどもは鳴らし放題。
開催が違えど、ファンファーレが鳴ると反応してしまうのが競馬人の性。
「おい、何で東京が鳴ってんだ」
おじいさんがつぶやいた。

そそくさと退散。
こどもはその反応が楽しかったのか、
帰りの道中も、自宅に戻っても鳴らし続ける始末。

次の日、「パラララー、パラララー、・・・」一般戦のファンファーレが言えるようになっていた・・・。
絶対に幼稚園でだけはそのこと言わないでね。

こども恐るべし。

※ちなみに当たった時の話も理解させるのに一苦労。
「当たったら誰がお金を払ってくれるの？泥棒さんが払ってくれるの？」
まあ、競馬に対して宝くじのような税収を考えているどこかの誰かさんに聞かせたいですな。