SSブログ

久々の更新の上に本の話、「左腕の誇り 江夏豊自伝」 [本・雑誌]

プロ野球、最近はテレビ放映も少なくなってきました。
つい最近までは地上波の夜と言えばナイター中継が多かったですけれども。

野球中継で思い出す出来事があります。
もう十数年前でしょうか、テレビ東京でナイターを放送していたとき
ピッチャーが投球をしようとする直前にアナウンサーが解説者に質問しました。
すると「今、ピッチャーが投げるのでマウンドを見ましょう・・・」と
はっきりした口調でアナウンサーを制したのです。

アナウンサーは饒舌な解説者がいいのかもしれませんが、
意外と関係ない話ばかりでつまらなかったりするものです。
投球や打撃を見ずに語る解説者はつまらないと思っていた自分にとって
アナウンサーを制することにびっくりしたのと同時に、
その解説者の解説をまた聞いてみたい!と思ったものです。

その解説者は江夏豊さんでした。
自分の記憶の中ではファイターズ在籍以降の現役時代をはっきり覚えていますが、
故・山際淳司さんの「江夏の21球」でも有名ですから、
知らない人はほとんどいないですよね…きっと。

その江夏豊さんの自伝が本屋で発売されていたので、
さっそく購入しました。

「左腕の誇り 江夏豊自伝」新潮文庫
130041.jpg

タイガース、ホークス、カープ、ファイターズ、ライオンズと
国内5球団を渡り歩き、優勝請負人とまで言われた江夏豊さんの
波乱万丈の野球人生やその時々に感じた想いなどが本から伝わってきました。
けっして器用な生き方とはいえないために、
一匹狼と誤解されていたのかもしれませんが、
とても野球に純粋で真摯に向かい合っていたことがわかる内容でした。

野球好き向けの本になってしまうのかもしれませんが、
機会があったら読んでみると良いかも知れません。

さあ、今日土曜日からパ・リーグが開幕です。
エッキサイティングリ~グ、パ!
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

おにちゃん

「左腕の誇り」僕も買いました。江夏選手のまっすぐな生き方に感動しました。いい本ご紹介いただいてありがとうございます。
by おにちゃん (2010-04-06 23:09) 

すぽきち

おにちゃんさん、コメントありがとうございます。

最近は監督を経験された方のビジネスマン向け組織論的な野球本も多いですが、むしろ現役時代のプレーを振り返って、その人なりの野球観、野球への情熱などをじっくりと一冊にまとめた本のほうが興味あって、見かけるとどうしても読みたくなってしまいます。

あと、コメントへの返事が遅れてしまいスミマセン・・・。最近はたまの更新になってしまってますが、また懲りずに遊びにきてください。
by すぽきち (2010-04-09 00:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。